太陽は呼んでいる

西伊豆の岩地海岸で約1か月に渡りロケが行われました。


太陽は呼んでいるの作品情報:井上靖原作“潮の光”より、森谷司郎、須川栄三が共同で 脚色、

昭和38年9月29日公開 東宝映画 出演 加山雄三 山崎努.




ストーリー

ギラギラと輝く真夏の太陽を背にうけて、東京から一人の男が黒潮洗う伊豆の漁港にやってきた。彼の名は昭作、精悍な風貌、逞しさのなかにどこか暗い過去をしのばせる。欠けた小指がその証拠だ。昭作は連絡船の中で、この海を漁場とする入瀬村の蓬莱組の網元与助と知りあった。与助は“故郷に帰る前に一稼ぎしたい”というこの若者に漁師になってはと勧めた。

女房に先だたれた与助は美代、すげの二人の娘と平和な暮しをしていた。昭作を一目みたときからすげは強くひかれた。彼女は船に寝泊りして働く昭作の世話をするようになった、暗いがどこかに自分と同じようなものをもっていると思ったのだが昭作の心は、初めてあった時の美代の夕陽に輝く白い肌と美しい瞳が焼きついていた。そんな平和な生活も漁場の縄張り争いにすいこまれていった。

伊豆の海は蓬莱組と御崎村の大勝組で漁場争いし、激しくゆれていた。蓬莱組の若い衆は話し合いで解決しようとする与助の言葉を聞かず絶えず喧嘩が続いていた。折も折、蓬莱組の追い込んだ魚群に大勝組が突っ込できた。だが与助は船をひいた。おさまらない若者たち“流れものなら迷惑もいいだろう”大勢の見守る中、昭作は敵のイケスを破る決意をした。

“昭作さん行っちゃだめ……”すげは必死に叫んだ。イケスを死守する御崎村の幸三、まっしぐらに進んでゆく昭作の不敵な影が太陽をうけギラリと光った。
...




太陽は呼んでいる... 定期船で寝ていた青年が、久々の帰郷で親に反物を持って帰ると 話している女たちの声に起き上がる。 ... その後、酒を酌み交わしている地元の漁師たち から話し掛けられたその青年、親方らしき老人に仕事の口はないかと聞いてみる。

























●表紙に戻ります



inserted by FC2 system