地元の民宿のおじさんが見た岩地シーカヤックマラソン大会 2009



写真は順不同です。



いよいよスタートです。毎回ロッキーのテーマが流れますが・・・何回大会からでしょうか私がお願いして流してもらいましたのが今も続いてます。・・・が、息子曰く来年は クイーンの♪ウィ・ウイル・ロック・ユ−がいいのでは、と言ってました。歌詞の意味がスタートに問題ないのか分かりませんがドラムの響きがスタート前の心臓の高鳴りと同調するのではと言ってました。いいかもしれません・・・♪ウィ・ウイル・ロック・ユ−に続き♪ボーン・トウ・ラブ・ユ−が流れると・・・カヤックわお




石部湾沖です・・・山肌につづら折れの白い道が見えますが有名な石部の棚田 石部の棚田紹介 です。5/17日には田植えに棚田オーナー300人近くが集結のイベントでした。今回は海のイベントで300人です。いずれも大会実行委員長斉藤氏が深く関わっているのですから・・・




第一折り返しから再び岩地湾への第一ステージ



浅間下を過ぎてここから折り返しまで一番長い第三ステージの海面となります。手前左は千貫門です。2,3年前に大きな落石がありまして洞窟を楽しむのは遠慮したほうがいいようです。




波勝崎灯台が見えますと折り返しです。波勝崎灯台のさらに先は第四ステージの波となるのですが・・・


第1折り返しを過ぎての混戦模様・・・このあたりは第一ステージの海面なんです。混戦模様の船は何故か寄って行くのです。そしてパドルが絡んでスピードダウン・・・パドルを立て気味に一気に混戦から抜け出さないとなりません。




第二ステージの石部海岸沖を行く塩島レスキュー艇は伊豆の海の事を知り尽くしているのです。何か鼻歌でも歌ってそうな感じです・・・




背後からのエンジン音・・・結構に不気味なんです。トンネルの中を自転車で走行中、ダンプカーらしき轟音が背後から迫ってくる心境です。漁船がスローにして選手に声援を送るような環境になったら素晴らしいのですが・・・スポーツ後進国からの脱却は何時に・・・




いつもは俺らの海をたまにはカヤッカーが安心して漕げる海にしてあげてもよさそうな・・・優しい漁師の心意気が欲しいものです。




意外にも選手はこの景色を楽しんでいる暇はないようです。南伊豆であまりにも有名なレッドクリフ・・・赤壁です。年間何億円も入園料を稼ぎ出した野猿の・・・も今では閑散としてますし、ドル箱の堂ヶ島-波勝崎野猿航路も数年前に無くなってしまいました。




観戦の船から応援の声がかかると、背筋がシャンとして美しいパドルワークを意識する選手の皆さんです。


@からBまでは一連の流れです。岩地湾に近い雲見湾近くから再乗船するまでの10分余りで浅間下を過ぎて千貫門沖へと流されてます。早い潮の流れでした。復路での出来事ですからせっかく稼いだ距離も時間も押し戻されて体力も消耗です。

@


オミさんはいつもいつも海賊ジョニーディップスタイルなんです。スポーツは海山川・・・なんでも挑戦する凄い方なんです。ここは浅間下から雲見湾に寄った辺りです。潮は写真右側波勝崎方面に強く流れています。

A


オミさんもレスキューなんです。復路の選手の皆さん浅間下の△波地帯を走破する力が残っていなのです。さらにチンすると艇に乗り込む気力体力が・・・波のうねりを利用して乗り込みますが反対側にでんぐり返し・・・そんな繰り返しをしているとあっという間に体力消耗です。・・・でもでも再乗船してゴールを目指していく選手には達成感を求める人間本来の何かを感じるのです。

B


レスキューのヒメノさんは選手がギブアップしてから救いの手を差し伸べます。それまでは近くで気持のバックアップです。監視の漁船も近くで待機・・・ここはよりどりみどりの△波が発生する浅間下です。早い潮の流れであっという間に沖合に流されます





家内はこの岩肌はガイコツがいっぱいみたいで嫌いだというのです・・・我々は子供頃から見慣れた違和感のない岩肌なんですが・・・






レスキュー隊は選手の皆さんが全てゴールした後にこうして打ち合わせた訳でもないのにいつしか一緒になって、岩地湾入り口の日和山下を優雅なパドルさばきでゆうゆうと帰ってくるのです。なぜか選手の皆様とは違ったオーラが漂っています。

○表紙に戻ります


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